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新着情報
11月15日~21日に、ギャラリーNEWS京橋(中央区京橋3丁目10番1号)にてこちらの展示が行われます。
ごあいさつ
私の「モノ作り」人生は今からちょうど50年前、イタリアの家具会社arflexの開発
(デザイン)責任者として始まりました。
その後、ミラノ出張中に「ルイ・ヴィトン」の大きい古いトランクに遭遇し、移動家具で
ある事にとても興味を持ちました。それからは、多様なトランク達に次から次へと興味が
増し、いつの間にか100個近くが集まっていました。
その間、私はMILANO CINI BOERIの建築事務所を終え、港区鳥居坂に工業デザイン
事務所を設立し、日本のリーディング・カンパニー様の仕事を主にいただいておりましたが、時代はまさに1980年に入り「コーポレート・アイデンティティーとは何か?-
ブランド論が盛んに論じられる時勢-ブランドとは・・・?」でした。
また、MILANO建築事務所時代や工業デザイン事務所IDICでも、クライアント様用
プレゼンテーション資料としてのミニチュアモデル製作などを多々行っておりました。
そして時は過ぎ、2009年横浜開港150年記念祭に横浜市芸術文化振興財団様及び
横浜日仏会館様との共催により、集まってしまったアンティークL.Vuitton トランクを
初公開しました。その際、特に大きいトランクの1/12サイズのペーパーモデルを
5・6 個製作し解説に使用したのがミニチュア・トランクのデビューです。何故なら、余りにも大きく、又、重い為であります。
その後、あの北原氏にご面会した際、「オモシロイ・・・」。
後日、Youtube にアップしたところ、フランスの思わぬ方から電話が入り、
「これ欲しいの・・・・・」「これは商品ではないので・・・」「でも、欲しい」
「一つづつ手で作るので、とても高くなる・・・」「いいわヨ、コレとアレとアレと
コレも、私のイニシャル入れてネ。『M・D・V』だからネ。」「『V』か・・・?」
そして一か月位過ぎて「とても気に入ったワ、妹も欲しい」とのこと。「イニシャルは
『V・V』だからネ。」「至極光栄です。」
今は、ヨーロッパ、アメリカを中心に30カ国弱の方々にお求めいただいております。
そして、何より嬉しかったことは、石坂氏のTV番組にてあの巨匠(ミニチュア モデル)から「あの方はスゴイ人ですよ・・・」 犬もおだてりゃ木に登る・・・!
そして何人かの方々の強いサポートをいただき、今回の製作活動と初個展を迎えるに至りました。どうか、長いコロナ閉じこもり成果をご覧下さい。
私にしては最も不得意な「少々マジ姿勢」で作りました。なにしろ、当初はヨーロッパ
にて公開する予定だったのですから。コロナや個人的トラブルでやむなくGIVE UP。
この様な状況下、当スペース使用の機会を与えて下さったサブリース株式会社様にこの場をお借りして改めて深く御礼申し上げます。
令和三年 十一月 吉日
ガレット 前田勝介