- 会社案内
- 事業内容
- 管理不動産・募集物件
- 採用情報
MENU
新着情報
――インタビューを快諾していただき、ありがとうございます。早速ですが、課長さんの現在のお話を伺う前に、読者の皆様に課長さんのキャリアを知っていただきたいと思います。まずは、株式会社スペースライブラリに入社されるまでのキャリアを簡単にお聞かせいただけないでしょうか。
はい、そうですね。キャリアと言っても大したものではないのですが、 私は、高専出身なのです。大阪府立工業高等専門学校(現:大阪府立大学工業高等専門学校)の電気工学科を卒業して、20歳で就職を機に上京しました。入社したのは、某生命保険会社関連の不動産、PM(プロパティマネジメント)会社です。
そこでは、ビルに関する基礎知識を学びました。具体的には、実際に作業着を着て、当時四つ角に4棟あった自社ビルのメンテナンスを行うのです。4棟とも建物の設備が異なっていて、ビル自体の仕組みやメンテナンスの基礎を習得するのにはすごくいい場所でしたね。6年ほど現地勤務をしました。
その会社で最初、「高専の電気科出てて、こんなことも知らないのか?」と言われ続けまして…。実際、高専時代は遊びほうけていたので(笑)、ビルの電気の仕組みなんて本当に知らなかった。すごく悔しくて、すぐに資格を取るための猛勉強を始めました。名刺にもある「電気主任技術者」をはじめ、毎年最低ひとつずつ、必ず資格を取れるように勉強しまくりましたね。結果、今は電気以外にもメンテナンス関係の資格など、合わせて30ぐらい持っています。
――4棟の仕様の違うビルでの管理業務を実践しながら、30の資格取得ですか…。それは凄まじいですね。それが今の課長さんの基本になったと。
資格はあくまできっかけで、常に勉強するという姿勢はそこで培われたと思います。いわば勉強マニアですね(笑)。その後、静岡に転勤になったのですが、その時に必死に勉強したことと、「電気主任技術者」の資格を持っていたことが評価されて、責任者のポストに入ることができたのです。1年ほどビルメンテナンスにどっぷりのめりこんで、今度は「工事」でも自分を伸ばしたいな、と思い始めていたときに、東京に戻る話が来まして、考え込んでしまいました。
――どのような事を考え込まれたのですか?
東京に戻っても次は営業もやらねばならない。今は違いますが、その時は、まだ工事も完全にわかっていないのに自分に営業ができるのだろうかと。そこで、某大手警備サービス系の会社に転職をしました。ここでは、20階以上の建物を新築するときの「立ち上げ要員」の責任者として勤務することになります。ビルを竣工させるときには、工事管理をし、竣工したあとは2年ぐらいビルに常駐して、不具合がないかをチェックしたり、メンテナンスを行うのです。そして不具合なく運用できるようになったところで、その後のメンテナンスを行う方を採用し、自分は別の立ち上げにかかる……という感じで、その会社には6年ほど居させていただきました。