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築地本願寺に行ってみよう

本日のフィールドワークは築地の顔、築地本願寺に行ってきました。今回は、異様な佇まいで圧倒的な存在感を放つ築地本願寺のディープな魅力にせまります。

築地本願寺の歴史

1617年に西本願寺(京都)の別院として建てられ、1943年に現在の姿になりました。現在の築地本願寺は古代インド様式によりデザインされた建築家・伊東忠太(東京帝国大学教授、主な作品に明治神宮)による設計です。宗教建築には珍しい鉄筋コンクリート造で、伽藍にはふんだんに大理石が用いられています。毎年8月下旬には盆踊りが行われ、芸能人の余興があり、近隣住民の方にも楽しまれるイベントとなっています。

不思議な動物たちを探してみよう

築地本願寺には不思議な動物の像がたくさんデザインされています。その多くは階段や手すりの部分に置かれ、設計者の遊び心を感じさせます。厳密には妖怪趣味というれっきとしたデザインであり、仏教説話「三畜評樹」というものが取り入れられています。右の写真は狛犬、にわとり、牛、馬と猫の像です。それぞれの表情に愛嬌があって可愛らしいです。築地本願寺に訪れた際には是非、不思議な動物たちを探してみて下さい。

築地本願寺の画期的な試み

2007年に築地本願寺にて「東京ボーズコレクション」という奇抜なイベントが行われました。このイベントは日本を代表する8宗派が集まり、それぞれの特色を持ちながらあまり仏教になじみのない人々にも気軽に参加してもらえるように企画されたものです。袈裟を着たお坊さんたちのファッションショーや説法ラップなどユニークな催しがあり、当時お坊さんたちの画期的な試みとして話題になりました。しかし、近年は開催に至っておりません。最近のお坊さんブームを考えると、今開催すれば間違いなく以前よりも多くのお客さんが来場するのではないでしょうか。是非とももう一度、「東京ボーズコレクション」を開催してほしいと思います。

もし築地本願寺の前が芝生だったら

私は築地本願寺に行ってみて、お寺の目の前が駐車場であることがどうも好きになれませんでした。建物はとても荘厳で圧倒される一方、すぐ目の前には駐車場と大きな道路ではあまりにも世俗的すぎるような気がします。そこで駐車場を地下に埋めて一面、芝生と木々の生い茂る空間だとしたらどうでしょうか。これこそ、寺の魅力である都会の中の癒しの場となります。都会に居ながら異国に訪れたような開放感が味わえるのではないでしょうか。

みなさんもぜひ一度、築地本願寺を訪れてみてください。イベントも定期的に開催されているので、きっと素敵な出会いがあるはずです。築地本願寺へは東京メトロ日比谷線 築地駅1番出口を出てすぐです。みなさんのご意見、ご感想お待ちしております。

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