今回は築地市場に行ってきました。さまざまなメディアで築地市場の特集を見ることも多いと思いますが、実際に行くとあの活気に圧倒されたという方が多いのではないでしょうか。私は初めて築地市場を訪れて、平日の昼間であるにも関わらず、活気あふれる市場を見て少し怖気づいてしまいました。築地市場ではここだけにしかない素敵な風景がたくさん発見できます。
世界一の卸売市場
築地市場は日本はおろか世界最大の取引金額をほこる卸売市場です。現在、築地市場で取り扱う品目は水産物、青果、鳥卵、漬物、各種加工品など多岐に及びます。競り(せり)場や仲卸がある主な建物は、かつての国鉄東京市場駅のレールにそって建てられたため、独特の弧を描く形状になっています。銀座の繁華街が近い築地の立地条件は他に例を見ません。現在は国内外に観光スポットとして認知されており、市場内外には多くの一般客が訪れます。また朝5時からマグロの競りの見学ツアーも催されています。うんと早起きすれば誰でも緊張感あふれる競りの現場を生で見ることができるのです。
ターレが走り回り、活気あふれる場内
市場には至る所でターレと呼ばれる三輪自動車が走り回っています。ターレが走り回る風景を見ると市場に来たことをより感じられます。狭い市場内の通路を直角に曲がることができるターレは市場になくてはならない乗り物です。車体にはナンバーも付いているため、築地市場近くの公道でも走ることが可能です。市場内ではターレや自動車、トラック、そして人がもの凄いスピードで移動しているため、ぼーっとしていると轢かれてしまいそうになります。市場内に行った際はくれぐれも気を付けて下さい。
お店の裏側には・・・
市場関係者以外の人のお買い物といえば場外市場が有名ですが、場内にも一般の人が入れる専門店や飲食店が点在しています。上の写真のお寿司屋さんは大変な人気で、お店の角を曲がった通路まで列が伸びていました。飲食店は写真のように通路に対しきれいに並んでいます。お店の裏側に周ってみると、お店のバックヤードもきれいに並んでいました。築地らしくたくさんのケースや発泡スチロールが積み重ねてあります。競り落とされてすぐの食材はとにかく新鮮で、またお得な価格であるためどの店もとっても魅力的です。
築地市場には買い物や食の楽しみ以外にも、働く人の活気あふれる姿が見られるという魅力があります。築地にくれば世界一の活気あふれる市場が体感できるのです。
築地市場へは都営大江戸線の築地市場駅が最も近く、他には東京メトロ日比谷線の築地駅、東京メトロ有楽町線の新富町駅からも行くことができます。築地市場は基本的に日曜・祝日は休市で、月2回ほど不定期で休市が設定されており、平日の休市は水曜日となっています。
「ザ・築地市場」
http://www.tsukiji-market.or.jp/ 築地市場レポートはいかがだったでしょうか。次回は場外市場の専門店について書きたいと思っています。皆様のご意見、ご感想お待ちしております。