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東京の歴史息づく築地

築地市場の周辺には昔の面影を残す、歴史的な建造物がいくつかあります。今回は築地の埋め立てを助けてくれた稲荷大神の御神体を祀った波除稲荷神社と、日本に現存する数少ない跳開橋である勝どき橋についてのレポートです。

築地らしさがいっぱい、波除神社

波除神社は築地市場の入り口に建つ波除神社は築地の埋め立てを助けた稲荷大神の御神体を祀った神社です。毎年6月にはつきじ獅子祭が行われ写真の獅子の頭が担ぎ出されます。露店もたくさん出て大変賑わうそうです。
 すし塚、海老塚、あんこう塚、活魚塚、卵塚など波除神社には築地らしいユニークな塚が並びます。これはそれぞれを生業とする人たちが魚や卵への感謝を表し、その気持ちを忘れないようにと建立したものです。とっても築地らしい塚だと思いました。

動く橋、勝どき橋

勝どき橋は築地と月島を結ぶ主要動線です。一昔前までは大型の船が通過できるように一日5回、橋が二つに割れて開いていました。1980年に機械部への電力供給が終了し、可動部もロックされ、跳開することはありません。近年、再び跳開させようと市民運動の動きがありますが、機械部等の復旧に莫大なコストがかかるため、実現の目途はたっていない状況です。勝どき橋は当時、開催予定だった月島での日本万国博覧会への主要アクセスとして全て日本人の手で設計され造られました。結局、万国博覧会は戦争の激化で行われませんでした。勝どき橋の上にはかつて路面電車が走っていました。水運に代わり、陸運が発達したため1970年を期に跳開されることはなくなりました。現在、勝どき橋は国の重要文化財に指定されています。

ボツボツがたくさん付いた橋

勝どき橋は現在では使われなくなったリベットを用いて接合されています。現在、鉄骨の接合は溶接が一般的ですが、勝どき橋はリベット接合なので鉄骨に無数の半球体がくっついています。時代を感じさせる仕上がりで、規則正しく並ぶリベットは見ていて気持ちが良いものです。

築地市場周辺にはユニークな歴史的建造物があります。古き良き時代に思いをはせ、歩いてみるのも良いと思います。今回のレポートはいかがでしたか?次回は築地市場内で勝手にプロデュースの提案を考えています。皆様のご意見ご感想お待ちしております。

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