SEA BIRDビル

大通りの喧噪を避け、四谷地区の閑静なエリアに位置する「SEA BIRDビル」。3階建ての瀟洒な外観とエントランスホールへの優美なアプローチが訪問者の期待感を高めます。これまでの設備系リニューアルで、洗練された機能美を高めてきた「SEA BIRDビル」は、共用部のモダンな刷新によって更にその魅力を大きく引き上げました。

エレベーター

リニューアル前、汚れが目立ち始めた壁に養生マットが施されたエレベーター内部は暗く、劣化した床マットも清潔感のない印象でした。
リニューアルでは、圧迫感のある養生マットを撤去した壁に、シルバーのリアテックシートを貼り、モダンな明るさを打ち出しました。シート全面に透明のプロテクトフィルムを貼付し、台車等による衝撃にも配慮。汚れやすい床マットは防滑性床シートに改め、シンプルな清掃管理を可能にしています。扉のイメージに調和するスタイリッシュなカゴ内が快適な移動時間を生み出しました。

トイレ

リニューアル前、カウンターのベージュ色と収納扉の茶色の色使いは、電球色の照明の中で暗さを感じさせていました。また、設置された洗面ボウルには手動式蛇口が添えられ、古い印象は否めませんでした。
リニューアルでは、明るい昼光色に替えた天井照明の中、清潔感あふれる白のデュポンコーリアンカウンターを設置。シンプルなデザインの自動水栓が調和する上質空間が誕生しました。


リニューアル前、仕切られた空間に設置された小便器は変色が進行している状態で、壁面タイルの劣化も改善が急がれました。加えて、手動式の押しボタン水栓や汚垂れ石の無い床には衛生面での課題がありました。
リニューアルに際して設置したのは自動水栓機能付きのすっきりとしたラインの小便器。汚垂れ石の白御影石や、タイル専用のダイノックフィルムを貼った壁が高級感を演出しています。仕切り版を撤去した空間に清潔さが漂っています。


リニューアル前、ロータンク式の洋便器は個室内の狭さを感じさせ、ビジネスのイメージにそぐわないものでした。また、ウォシュレットの黄ばみも沈んだ印象を与えていました。
リニューアルに際して設置した白のLIXILのサティスは、最新機能を搭載したシンプルなデザイン。背面のロータンクが無くなり、広々とした空間がオフィスビルのグレードを感じさせます。ダイノックフィルムによって明るさ増した壁面が、清潔感をいっそう際立たせています。