「BR高輪」が位置するのは高級住宅地として知られ、落ち着いた風情が人気の高輪エリア。その白い瀟洒な姿が緑の木々に映える上品な構えが人気です。静かな環境を誇るオフィスビルは、更なる高みを目指したリニューアルで、機能美に満ちた空間を創出させました。
エレベーター
リニューアル前、エレベーター内部の暗い色使いは旧態依然としたもので、ビル全体に陰鬱な印象を与えていました。
リニューアルでは、内壁面にシルバーのダイノックシートを施し、明るく都会的な印象へと刷新。更にその上から透明プロテクトフィルムを重ねて衝撃による傷や破損にも備えました。加えて防滑性ビニル床シートの設置が清掃を容易にし、常に清潔な移動空間を実現しています。
トイレ
リニューアル前は、茶色を基調にしたカウンターと暗い照明によって沈んだ印象になっていました。また、水道栓は手動式混合水栓のため、温度調節が不便なものでした。
リニューアルでは高級感のあるデュポンコーリアンカウンターを配置し、明るく清潔感あふれた空間が誕生。水道栓は手をかざすだけの温水式自動水栓の採用で使い勝手の良さを実現。昼光色のダウンライトの追加でシンプルな空間の明るさが際立っています。
リニューアル前の男子トイレは茶系の空間に経年劣化した小便器が置かれ、暗い印象を与えていました。また、汚垂れ石の無い床は黄ばみも見られ清潔感に欠けるものでした。
リニューアルでは、明るい空間をめざし全体を白で統一。シンプルなラインの小便器の足元には白の汚垂れ石を設置して衛生面にも配慮しました。新設のLEDダウンライトが清々しい明るさ添えています。
リニューアル前、旧タイプの便器が置かれた個室は茶系でまとめられており、薄暗く圧迫感がありました。灰皿や排水ボタンが並んだ壁も雑然とした印象でした。
リニューアルでは、エレガントなラインの最新式ネオレスト便器を中心としたシンプルな空間が誕生。白さが清々しい個室内は細部のデザインにもこだわり、ペーパーホルダーやスティックリモコンがモダンなテイストを添えています。
専用室
リニューアル前の専用室は、濃い色の幅木や古い真鍮製のコンセント類が調和のなさを感じさせていました。また、中歩行用カーペットが敷かれた床は、グレード感を損なわせていました。
リニューアルに当たっては、より清潔感のある白系壁クロスに張り替え、幅木、スイッチ、コンセント類も同様に白色に合わせて統一。重歩行対応タイルカーペットに替えた床も重厚感が漂います。すっきりと生まれ変わったオフィス空間をクールな昼光色の照明が明るく照らしています。