プロパティマネジメント業務には、「資産の価値を向上させることによって、オーナー様のオフィスビル経営による収益を最大化させる」ための全ての管理業務が含まれます。そこで、このコラムでは、管理するべき資産であるオフィスの価値を把握するために、敷設されていることが当たり前になりつつあるOAフロアの説明から始めます。
OAフロアとは?
OAフロアとは、オフィス・オートメーション・フロアの略であり、
本来の床の上にネットワーク配線などを配置するための一定の空間をとり、その上に別の床を設けた二重床のことを言います。文字通りオフィスをはじめとして、店舗、工場、学校などの配線を多く必要とする場所に設置されており、フリーアクセスフロア、二重床、床上げなどとも呼ばれます。
OAフロアのメリット
OAフロアのメリットをまとめると次の通りとなります。
①配線を自由にできるため、
デスク・OA機器の配置を自由にできる
②床表面に配線がないことから、
人の通行や椅子の移動等が自由にできる
③人の通行や椅子の移動等によって
断線する恐れがない④
美観向上①~③のメリットが、フリーアクセスフロアとも呼ばれる所以です。
Point
・OAフロアとは、本来の床の上にネットワーク配線などを配置するための一定の空間をとり、その上に別の床を設けた二重床のことである。
・OAフロアのメリットは、①デスク・OA機器の配置の自由、②人の移動の自由、③断線のリスク回避、④美観向上の4点にある。