ビル見学とプロパティマネジメントのご説明⑨

H）: 申し込みとかのご相談は如何ですか？
D）: 6階を借りたいという話があったんですが…ちょっと申込書のプロフィールではわからないのでお会いしたんですよ。そしたら社長さんは人当たりが良い感じだったのですが、一緒にいらっしゃった若い方は険があって、それで色々話を聞いていくと、もう言うことが支離滅裂なんですよ。それでお断りしたんです。
H）: よくご判断されましたね。なかなか申し込み頂いてお断りするのは勇気が必要ですよね。
D）: ええ、無理に埋めたいとは思っていません。それに他のテナントさんにご迷惑をお掛けするのも嫌なので…実は別のビルで間違って良くないテナントさんを入れてしまったことがあるんです。いわゆる暴力団関係の人で。その人自身はもう堅気の人たちには対応も良いので全然問題はなかったのですが、問題はその人のところに来る人たちで…。他のテナントさんも怖がってしまって、それからは、契約書に暴力団排除の規定を入れています。
H）: 契約書はオーナー様のご指定ですか？
D）: いいえ、T社さんのひな形をそのまま使ってます。
H）: そうですか。色々ご経験されていますね。
当社では相手の事務所で面談をしています。どんなお客様かを知るには、それが一番だと考えるからです。実際行ってみればわかりますが、利益が上がっている会社には活気がありますしね。電話があちこちで鳴ったり、社員たちも忙しく動き回ったりしてます。これがしーんとお通夜のような雰囲気だったら危険ですね。長期に入居してくれる優良なテナントかどうかは、たいていの場合、直接訪問すれば判断できます。
また、社長のプロフィールを書いて頂いています。それでキャリアを確認して…特に新設会社は倒産する確率も高いので注意が必要ですから…。

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打ち合わせの景色
2014.10.16
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