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「完成です(笑)。しかし募集条件比較表は分析ツールであって、これを埋めること自体を目的化してはいけません。敵を知り、己を知って、その上で最適な賃料を設定しなくてはビル経営での利益を最大化できません。
これだけ多面的にオフィスを分析、比較すると、妥当な賃料はおのずから見えてきます。しかも、それは条件のうちのひとつの項目としての賃料ではなく、他の条件も含めた、総合的に妥当な賃料です。
企業がオフィスを探す場合、最低限の必要な面積は動かせないものの、それ以外の条件は他の条件との兼ね合いで変更の余地があります。つまり、企業は賃料オンリーでオフィスを決めているわけではなく、条件全体を見て決めているのです。
募集条件比較表を作ると競合物件すべての条件を全体として比較できるようになります。そうして決定した賃料、募集条件であれば、相手の納得度も高く、テナントが決まりやすくなるのはもちろんですし、賃料値下げの要望にも対応しやすくなります。
ここまでで『市場調査・分析』の講座は一応修了としておきます。」
――ここまで懇切丁寧に教えていただき、ありがとうございました。一応修了ということは、この先の深い部分もあるように聞こえますが、そこは教えていただけないのでしょうか(笑)。
「教えることは構いませんが、これ以上は専門企業としての組織力や情報網がないと実現出来ない領域になってきます。こうするとよいがそれはオーナーがやるのは非常に困難でしょうという話が増えてしまいますので、区切りのよいこのあたりで止めておきましょう(笑)。」