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No.087 第四章~満室になるサブリース 市場調査・分析⑱~

【募集条件比較表⑨】


――物件広告や仲介会社からの情報が自己の中の評価基準に照らし合わせて「何かひっかかる」場合、どうすればよいのでしょう。

「情報の裏取りを行うことです。
繰り返しになりますが、最初は素人であった人であっても、100棟を見て回り、ここまでの調査と分析を地道に実行した人であれば、信頼に足る評価基準を確立できます。
もし、情報が自分の感覚に照らしておかしく感じたのであれば、検証をすべく情報の裏取りを行わねばなりません。極端に相場より高い、安いという場合には何か他の理由があることが多いので、その理由を探るのです。
例えば、相場より高い賃料で満室になっているビルを調べてみたら、そのビルの正面に親会社があり、その近くにオフィスを構えることで業務が迅速に進むため、相場より高額ながら入居を決めていたというケースがあるわけです。こういった特殊事情を知らないで参考にしてしまうと分析結果は実態から乖離してしまいます。
あるいは、順位表で下位のビルが決まっているとしましょう。その場合には既存テナントの関係会社が借りている、もしくはオーナーの関係会社が借りているなど、何かしらの理由があります。そこで賃料が安く設定されているのを参考にしても、これまた実態から乖離してしまいます。
世の中の出来事はすべて必然であり、テナントが決まる、決まらないにも理由があります。いくらで決まったという情報の正確性そのものだけではなく、その理由をも探ることが大切です。
ここまでやってはじめて、オーナーにとって役に立つ生きた情報となります。」

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