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No.047 第三章~満室になるリニューアル 実例⑤共用廊下~

――エレベーターを抜けると、ダイレクトイン構造でなければ共用廊下に出ますよね。共用廊下も重要なリニューアル箇所だということはここまでのお話から理解できますが、具体的なリニューアルのイメージを教えていただいてもよろしいでしょうか。

第二章~満室になる建築設計 具体例④~でも少し説明していますが、基本は他の共用部分と変わりません。リニューアルで、明るく、広く、快適に感じる空間に作り変えることになります。共用部分の中でもパブリック意識が薄れがちな廊下は、物が置かれたりと雑然とした印象を与えがちです。しかし、共用廊下は専用室だけでなく、トイレや洗面所、給湯室につながる重要な空間です。複数企業で使用している基準階であれば一日に多くの人が利用します。リニューアルでは誰の目にも好感度の高い空間を目指しましょう。シンプルですっきりとした廊下は雑然とは無縁です。

実例として2例ご紹介します。1例目は、エレベーターから降りた瞬間に見える壁をリニューアルした例です。一灯の蛍光灯に頼った暗い照明を、3基のLEDダウンライトに変更し、不要な段差を取り除いた上で、グレーの幅木を壁面と同じ白に統一しています。これだけでエレベーターを降りた際の印象は格段に良くなることが感じていただけると思います。


2例目は、敢えて白だけではないケースをご紹介します。エレベーター前の照明を増加させると共に、専用室側の壁をすりガラスに変更。壁の圧迫感を取り払うと同時に専用室からの光も取り入れ、明るく開放感のあるエレベーターホールを実現。また、モスグリーンと白い壁のコントラストにより清潔感を維持しつつメリハリの利いたビジネススペースを造り出しています。

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