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――エントランスの先はエレベーターですね。第二章~満室になる建築設計 具体例④~でお話を伺ったときには新築が前提でしたので気がつかなかったのですが、エレベーターのリニューアルは難しいのではないでしょうか。カゴごと取り替えるわけにはいかないでしょうし、エレベーター内の壁面パネルだけでも分割しないとエレベーターの入り口から入らないような…。
そこも専門家のノウハウ次第です。エレベーター内はかくあるべきという話は第二章~満室になる建築設計 具体例④~で説明しているので繰り返しません。この回では、どうやって明るく、広く、快適なエレベーターにリニューアルするのか、という手法の一例を実例でご紹介しましょう。
まず、中小オフィスビルのエレベーターは、カゴ内の壁面が地味な茶色や黒っぽい色になっているケースが多いので、内部の壁はシルバー色に張り替えて暗いイメージを払拭します。照明も暗いままでは陰気な印象を与えますので、昼光色の明るい照明に変更。地味な色の養生マットが壁面につけられている場合がありますが、これは取り除き、透明なプロテクトフィルムでカバー。床には防滑性ビニル床シートを施し、美しさと安全性・清掃管理を両立させます。最後にスイッチなどのパネル類もシンプルなものに変えましょう。これだけで、エレベーターは、明るく、広く、快適に感じる空間に変貌します。