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――満室になるビルの外観については、本講座の第二章~満室になる建築設計 具体例②~で教えていただきました。「時を経ても清潔さを失わず、デザイン、素材のバランスの取れているビルの外観」ですよね。リニューアルでもやはりその点に変わりはないという理解で正しいでしょうか。
もちろん変わりはありません。テナントさんに選ばれるビルの外観については繰り返しになりますから、ここで再度述べることはしませんが、WEB講座にアップする際には読者の皆さんにわかりやすいように以前の記事にリンクを貼ってください(笑)。
――承知しました(笑)。お聞きしたいのは実はその先でして…私のような素人からの素直な疑問なのですが、外観をリニューアルするのは費用対効果の面でどうなんだろうと考えてしまうのですが、実際のところはどうなのでしょうか。
まず、外観の重要性は非常に高いということを、もっと真剣に理解しなければなりません。実際に、下見に来たテナントさんが、オフィスビルの入り口に立っただけで帰ってしまうこともよくあります。かつては黒っぽい色や大理石などの重厚さが好まれた時代がありましたが、現在では明るさが好まれ、リニューアルに際しても白を基調としたシンプルさが求められる傾向にあります。テナントさんが気にするのはビジネスに有利に働くかどうか。なかでも最優先されるのが取引先に対してのイメージです。第一印象である外観はイメージの形成を考える際に避けて通る事はできません。
次に、費用ですが、ケースにもよりますが、必ずしも外観を全て造り直すような大掛かりなリニューアル手法ばかりではありません。例として挙げるビルは、外壁パネルの汚れや塗装はがれ、シーリングの汚れや割れが目立っていたのですが、シーリング部分を補修し、色を白に変更して外壁を白一色に統一しただけで、遠目にも鮮やかな美しいビルへと変貌しました。このようなノウハウで費用対効果を高めることができます。