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No.038 第二章~満室になる建築設計 具体例⑧~

【専用室】


――なるほど、共用部分の重要性が良く分かりました。しかし素人目には専用室も非常に重要であるように思えるのですが、いかがでしょうか。

「もちろん専用室は重要です。ただ、築年数の浅いオフィスビルであれば、どこもしっかりと設計していますから、それほど変わりのない明るさと快適さを備えています。つまり差が付きません。逆に言えば、他ビルより劣る専用室を設計してしまうと、致命的なデメリットになります。
専用室内は採光性の高い明るい空間であることが基本です。現代のオフィスは快適さの点では住宅なみのレベルが求められているといえるでしょう。さらに室内を白系でまとめて明るさを演出します。壁のクロスはオフィスのイメージを左右する部分ですから、慎重に選びたいですね。上質で品格のある白系や淡い色がいいでしょう。
専用室を設計する際によく認識しなければいけない点は、テナントさんによって理想的なオフィス空間は異なるということです。オフィスが住宅と違うのは、好みではなく利便性や効率的な使い方で選ばれることです。その意味でテナントさんの使い勝手を左右するのは専用室の形状です。同じ空間でもテナントさんによって動線が違い、レイアウトも異なります。重要なのはそれぞれのテナントさんがレイアウトをしやすい設計です。そのために無柱空間であることは必須です。また、扉が複数あることもポイントです。扉が複数あればオフィス内を仕切って使うことが可能ですし、1フロアを複数社に貸すことも出来ます。
また、複数のビルを比較して決めますから、設備が充実していたほうが選ばれやすいのは当然です。二重床は必須。その上に重歩行用床タイルカーペットを敷き、歩行感と美しさを維持します。最新式の天井空調機なども大切です。
ただし、他のビルもみな導入していますから、やはり差はつきにくいのも事実です。」

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