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No.025 第二章~満室になる建築設計要点①~

【建築設計業務の流れ】


――これまで7回にわたって満室になる建築設概論を伺ってきました。ここからは、建築設計業務の要点を、具体的に伺って参りたいと思います。私のような建築設計のプロではない一般人からしますと、建築設計業務の内容・流れからしてよくわかっていません。そこでまず、建築設計業務の工程を一通り教えていただけないでしょうか。

「最初に、オーナーさんからの相談を受けますと、基本計画を策定します。成功するビル経営のためのビジョンと概略プランの作成ですね。そのためにオーナーさんの要望等を確認した上で、現場確認、市場調査を行います。
次に、調査結果に基づいて、オフィスビルの基本設計図を作成します。これはオーナーさんへのプレゼンテーションです。イメージしやすいようにパースを使って提案していきます。この段階で概算費用も提示します。
プレゼンテーションでOKをいただいたら、基本設計図に基づいて実施設計図の作成へと入ります。実施設計図は建設会社から見積もりをとるために必要なものです。また、建築の許可取得に向けて建築確認申請を早めに出しておきます。
実施設計図が出来たら、複数の建設会社から見積もりをとります。その中から内容の適正さを分析した上で、オーナーさんと相談の上、適切な建設会社を決定し、発注します。
工事が始まりますと、現場定例ミーティングで詳細な施工図の提示がありますので、そのチェックおよび承認業務があります。建設会社からは、設計の変更を求められる場合もありますので変更の適否をチェックし、費用の増額を抑えます。設計の監理業務は、重要な業務です。
完成したビルの引き渡し後は、瑕疵検査等のフォローアップへと繋がります。
建築設計の業務工程を簡単に説明すると以上のような流れになります。」

Point
  • 建築設計業務は次の順番で行う。
 ①基本計画
 ②基本設計
 ③実施設計・建築確認申請
 ④建設会社選定・設計監理
 ⑤フォローアップ

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