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「私が最初、建築に興味を持ったのは設計によってテナントさんが入るか入らないかが大きく違うからでした。今では、建物を見ればテナントさんに紹介する前に、気に入るか気に入らないか分かります。こんな設計がテナントに選ばれるとか、この設計なら賃料をいくら取れるとか、明言できる必要があります。明言できないのであれば設計について主張すべきではないと思います。漠然と「埋まると思います」では、無責任です。
開発の例で説明すると、開発には土地の選定から入る場合と、オーナーさんの土地にビルを造る場合の2種類あります。土地から選ぶ場合は、そのエリアの賃料の相場がどのくらいなのか、周辺には事務所を借りるお客さんがどれくらい居るのかという部分からスタートして、いくらで土地を買えば採算が合うかというような計算をするわけですね。オーナーさんが土地をすでに持っている場合も必要に合わせた計算をします。どんなグレードのビルを造ればどのくらい賃料を取れるのか、どのくらいの稼働を見込めるのかを提示します。設計をする前段階の調査・分析ですね。
この見通しがないと、貸しビルを建ててはいけないと思います。
設計事務所が、どんな根拠を持って提案しているのか、その点を確認することによって、よい設計事務所かどうかを判断出来ます。」