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「先程と同じビルの建設時の例ですと、新築ビルのリフォームをする例が分かりやすいかもしれませんね。私が26歳の頃ですか、興和不動産というところの課長さんから話があって、『最近浜松町で新築したんだけど決まらないビルがある。行ってみてくれないか』と。そこで私がビルを見て、ビルのオーナーにお会いして、『これじゃあ決まりません』と。『どうしたら決まりますか』と言うので、『私の言う通りに壊すところは壊してビルを造り直してください』と申し上げたんですね。そうしたらその方は、『言うとおりにやるので図面を書いてください』と。図面を書いて、1階の玄関の壁を全部壊して、基準階の通路部分も全部壊して、あとは入り口を変えたんですね、広くして、タイル貼ったりして。そうしたら2ケ月くらいで全室埋まりましたね。
やはりどのようなビルを作るかは非常に重要なんです。先ほども申しましたが、テナントさんはビルを10件見て、一番気に入ったビルに対して賃貸条件の交渉を始めるわけですね。お金があるテナントさんであれば当然ハイレベルのビルに行きますし、予算の枠があるテナントさんは最初から自分の予算を考えて、予算範囲のところを見て歩きますからね。ですから、その中で10棟20棟見るなかで、1番気に入ったビルしか基本は決まらない。2番目、3番目は決まらないのです。ですから、まずは、どのようなビルを造るのが大事なのか知らないといけません。1番のビルはどんなビルなのかを普通の人が知るのはやはり難しいということです。」