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オーナーインタビュー Sオーナー⑦

【資産運用-軌道修正への契機】


――それまではご自分で見に行かれていなかったのですか。

S:
恥ずかしながら、その通りです。もちろんビルを購入したときは何度も見に行きましたし、購入後も外を車で通るたびにビルの概観は見てはおりましたが、中までくまなく確認することは怠っていました。

――その後ご自分の目で見て回られて、問題点を把握されたと。

S:
ええ。ビルを購入した段階の私の中での印象と現実のビルの状態が、あまりにかけ離れていて驚愕しました。まず疑問に思ったのがエントランスの暗さです。節電ということで証明の一部が外されていました。エレベーターの中は木目調で古臭く、共用部のトイレに至っては掃除が行き届いておらず、汚らしい印象を受けました。ビルの周辺を回ってみると、外壁のいたるところがひび割れており、いかにも古臭いビルであるように見えました。これはテナントが決まらないのも当たり前だと正直思いましたね。
その後、総務の担当者を呼んで、どういうことだと問い詰めました(笑)。色々質問して、自分でも調べてみて分かったことは、総務の考え方うんぬんではなくて、プロフェッショナルでも経営者でないチームにビル経営を任せていれば失敗して当然だということです。

――総務部の方はどのような考え方で対策をされていたのですか。

S:
要するに、収入が下がった分支出を減らすという考え方です。収入が下がったから、外部の業者を使った積極的な募集活動は行わない、経費節減のために照明を外す、清掃業者の訪問日数を減らす、不急の故障は直さない、そういうことです。
これは総務部を責めているわけではありません。総務部の管理であっても、何もしなくても満室になっていた状態であれば問題はなかったわけです。ただ、一旦右肩下がりになりだすとウチの総務部の考え方では負の連鎖に陥ってしまったということだと思います。

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