OAタップ及びブレーカーの増設

電気設備の状況に合わせて適切な工事を行いました

テナント様より「OAタップコンセントを増設してもらえないだろうか」との依頼がございました。詳細を尋ねたところ、ウォーターサーバーや冷蔵庫などの家電や人員増加に伴うパソコン等の機材追加を検討しているとのことでした。電気配線の状況及び機器の電気使用量によってはビル設備の改造または増設を検討する必要もありますので、まずはテナント様へ具体的な機材の型番や必要購入数を確認し、消費電力を計算致しました。

その結果、今回対象となる室内の電気設備には予備ブレーカーが1つあったのですが、ウォーターサーバーと冷蔵庫の消費電力が高いため、既存のブレーカーでは電力が賄えないことが判明しました。そこで電力を安定供給するため別途ブレーカー及び配線を増設することになりました。

分電盤の空き部分を利用して新規のブレーカーを設置してテナント様室内の床下へ配線したところ、取り出し口付近のOA床の高さがハーネス（ケーブルの接続器具）とケーブル線が増えた分増加し、わずかながら段差ができてしまいました。そこで途中まで一束にまとめていたケーブルを分けて、OA床の高さを越えないように配置を変更しました。

こうして配線を分散させることでOAタップ増設工事は完了しました。追加する機材の配置位置もほとんど変わらず。テナント様も大変満足されておりました。最後にコンセント使用に関する説明（消費電力の多い機器を一つのコンセントに繋げないようにする旨など）を行い、工事終了となりました。

このように当社ではテナント様の要望に最大限応えられるよう、創意工夫をもって工事を行うよう心がけております。