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変電設備の役割と、絶縁油について

電気を安心して使用して頂くために努力しております。


オフィスビルの運営に必要な施設のうち、電気関係を支えるのが変電設備です。通常は屋上などにキュービクル(金属箱に機器を収めた設備)として配置し、人の立ち入らないフロアを利用した開放型変電設備として設定・構築されます。この設備の役割の一つとして、電力会社から提供される高圧電流(6,600V(ボルト)以上)を通常使用できる100~200V(ボルト)に落として、オフィスや居住区に電気を提供する重要な機能を持っています。

この変電設備で油入変圧器や油入コンデンサなどが使用されている場合、絶縁油で機器内が満たされています。絶縁油は主に高圧の電線やコイルを包んで漏電を防ぐことや、機器内の発熱を吸収して冷却する役割があり、変電設備には欠かせないものです。

当初はポリ塩化ビフェニル(以下PCB)が絶縁油として使用されていましたが、カネミ油症事件にて人体に毒性があることが判明し、現在は製造が中止されており、国の法律によってPCBの処理方法も明確に規定されました。

PCBの使用禁止後は、絶縁油は鉱物油や合成油などによって代替しておりましたが、近年はより無害で安全な絶縁油も作られるようになっています。注目されているのは植物油です。精製技術の向上により従来よりも燃えにくく、酸化も遅い植物油が作られるようになり、使用される設備も少しずつ増え始めている模様です。植物から精製されるため環境にも優しく、エコの点からも注目されています。

弊社では安全を意識した設備管理および情報収集を心がけており、オーナー様やテナント様に安心して頂けるよう努力しております。


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