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外壁のクラックついて②

外壁の宿命と言える“クラック”(ひび割れ)


前回は、建物の壁に発生する“クラック”(ひび割れ)が如何にして発生するかを簡単に説明させて頂きました。

“クラック”はすぐに建物に影響を与えるわけではなく、“ヘアクラック”(髪の毛程度のひび割れ)が発生しても慌てる必要はありませんが、問題がないからといって長期間放置しておく事は好ましくありません。“クラック”の状態を見極めて適切に対応する必要があります。

通常の“ヘアクラック”程度でしたら壁そのものではなく表面のみのひび割れが多く、注意深く経過観察するだけで問題がない事が殆どです。

“クラック”が進行し、名刺が簡単に入ってしまうような太さになると壁面内に雨水などが入り込む事や、壁材が欠けてしまう可能性がある為、補修を行う必要があります。“クラック”から水が室内に入り込み、雨漏りの直接的な原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
鉄筋コンクリート造で建てられた建物ですと、雨水が侵入するほどの“クラック”はコンクリート内の鉄筋に影響を及ぼします。鉄筋はアルカリ性であるコンクリートに包まれることにより酸化、つまり錆びることを防いでいますが、水分に触れることで錆びてしまいます。錆の発生により体積が膨張し、更なる“クラック”の原因にもなります。

このように、補修が必要な“クラック”は放っておくと建物の寿命を縮める要因となってしまいますので早期の対応が必要となります。次回は“クラック”への対応及び補修の簡単な紹介をしていきたいと思います。


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