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簡単に説明しますと、外壁に発生してしまう「ひび」の事で、言われなければ気が付かないような細いものから、名刺や物差しが挟まってしまう程の幅で長さ数センチ程度から場合によっては数メートルの範囲に出来てしまうものなど、状況により様々な形で“クラック”は発生します。これは壁の材質が悪く工事に手抜きがあった場合だけでなく、建物の構造上どうしても発生してしまうものもあります。
小規模ビルでも、昼夜の温度差による壁材の伸縮力は意外に強く、夏や冬など温度変化が大きい場合、壁材が膨張・収縮に耐えられずに小さい“クラック”が出来ることがあります。規模の大きな建物になると膨張・縮小の割合も必然的に大きくなり、“クラック”の発生する確率は高まります。このように発生した“クラック”は髪の毛ほどの幅であることから“ヘアクラック”と呼ばれています。これとは別に地震や台風などの大きな力が働いた場合、通常よりも大きな“クラック”が発生することがあります。
しかし、“クラック”は建物を支える躯体にすぐに影響を及ぼすことも少なく、大きな“クラック”が発生したからといって「今日中に補修しないと建物が崩れる」といった状況はほとんどありません。正確に“クラック”の状況を見極め、適切に対処することが大切です。
次回は、“クラック”が建物に及ぼす影響についてお話し致します。