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古くはニコラ・テスラが提唱した「世界システム」が有名です。しかし「世界システム」の具体的な発電・送電方法は未解読な部分も多く、現実的に利用可能だったかどうかは今となっては定かではありません。しかし無線による送電の発想や理論自体はありました。その後、電流と磁場の研究が進んだことや、電波の送受信に関する技術が発達したことから、条件さえ整えばある程度の電力を無線で送電することが可能となりました。
近年注目されている無線送電技術は「電磁誘導方式」「磁気共鳴方式」「マイクロ波放電方式」の3つです。
「電磁誘導方式」は携帯電話やスマートフォンを充電する規格のQi(チー)や電動歯ブラシの充電などで有名です。装置の至近距離に近づかないといけませんが、電線を接続せずに所定の場所へ置くだけで充電が可能です。
「磁気共鳴方式」は電磁誘導方式よりは効率が落ちるものの、数メートル離れた対象へ電気を送ることが可能です。また、磁気の周波数を調整することにより、複数の対象へ同時に送電することもできます。
「マイクロ波放電方式」は電力をマイクロ波に変えて送信する方法です。条件が良ければ非常に遠くへ大電力を送ることが可能です。
次回は上記3点の無線送電方法のメリット、デメリット及びオフィスビルでの運用を取り上げてみたいと思います。