ひびが広がらないうちに早めの補修を行いました!
今回は築23年のビルで発生した案件を紹介いたします。定期的な設備点検を行うためにビル内及び外周りを巡回していたところ、外周りの花壇の一部にひび割れを発見しました。前回の点検時にはなかったのですが、経年劣化や花壇の一部に違う素材を使用されていた事から弱くなっていたことが考えられます。また、今回の巡回点検前に震度3程度の地震があったため、異素材で弱くなっていた継ぎ目の部分から割れてしまったと考えられます。
このまま放置しておくと崩落する危険や、外観に悪影響が出てしまいますし、花壇の水がひび割れの部分に浸透して、劣化が加速する恐れがあります。早急にひび割れを防ぐ必要があるため、今回は隙間にコンクリートを打ち込んでひび割れを補修することにしました。
まず土や汚れをひび割れの周りから綺麗に取り除き、コンクリートをひび割れに打ち込む作業を行いました。ひび割れの大きな箇所から丁寧にコンクリートを打ち込み、ひび割れをコンクリートですべて埋めた後、仕上げに厚みが均一になるように表面を整えます。
数日後、打ち込んだコンクリートを確認すると特に問題なく硬化しました。さらに数日間様子を見て、補修部分に問題が発生していないことを確認し、作業終了といたしました。
設備巡回はビル状況を確認する非常に重要なものです。弊社では日頃から丁寧な設備巡回を心がけ、些細な不備も早期に発見・補修するように努めております。