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フロンを使わない新しい空調システム

新しい空調システムとは?


オフィスビルの執務環境を快適にするには、温度や湿度を調整する空調機の存在は欠かせません。現在の空調機は温度調整をする冷媒(空気を冷やしたり暖めたりする際に利用する物質)にフロンや水などを使用しておりますが、磁力を利用して物質の温度を調整する方法が見つかり、冷房や暖房に利用できるのではないかと注目を集めています。

 磁力を利用した温度調整の原理を簡単に説明しますと、磁気作業物質(鉄など磁力の影響を受ける物質)に強い磁場を与えると発熱し、磁場を取り去ると吸熱する仕組みを利用したものです。

この磁力を使った温度調整が注目される理由としましては、フロンや温暖化ガスなどの地球環境に負担を与えるような冷媒を使用しないことや、今までの冷暖房で必要だった冷媒の圧縮・凝縮の過程がなくなることで使用されるエネルギーが節約され、省エネ効率が上がると考えられているからです。

今までは強い磁場を作るために大掛かりな装置が必要だったため、一部の研究室など使用できるところが限られていました。しかし、近年になってレアアースを使用したネオジウム系永久磁石など、小型で強力な磁石が作られるようになると装置もコンパクトかつ簡易的に作れるようになったため装置を小型化することに成功し、一般家庭やオフィスビルなどでの利用も視野に入るようになりました。

 今後の課題としては、熱移動をよりスムーズに行うための媒体開発、熱サイクル技術の高効率化、装置のコストダウンなどが考えられます。この磁力を利用した空調機の開発に成功すれば、LEDに続くオフィスビルの大きな省エネ材料になる可能性が高いと思われます。


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