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水銀を含む蛍光灯の規制について

蛍光灯は2020年までにどうなるのでしょう


「2020年までに蛍光灯は全て製造禁止になる」。このような衝撃的なニュースを雑誌やブログなどで見たことがある方も多いかと思います。これは水銀による汚染防止を目的とする「水銀に関する水俣条約(以下:水俣条約)」や「水銀による環境の汚染の防止に関する法律施行令(以下:政省令)」にて「2018年までに基準を超える水銀を含むランプの製造、輸入及び輸出を規制する」という規制内容が影響しており、水銀を使用している蛍光灯がニュースとして話題に上がったためです。

ビルでは光源のLED照明への切り替えがまだ不十分であり、蛍光灯をメインに使用しているところが多くあります。その為、ビルに関わる人には見逃せないニュースと言えます。そこで、規制内容を簡単にまとめてみました。

今回の水俣条約・政省令で禁止されるのは以下の通りとなります。

①冷陰極蛍光ランプ(CCFL、ディスプレイ用)や外部電極蛍光ランプ(EEFL)
「長さ500mm以下:水銀含有量3.5mgを越えるもの」
「長さ500mm超え~1500mm以下:水銀含有量5mgを越えるもの」
「長さ1500mm超え:水銀含有量13mgを越えるもの」

②一般照明用のコンパクト蛍光ランプ
「定格消費電力30W以下:水銀含有量5mg越え」
「定格消費電力40W以下、ハロリン酸系蛍光体使用:水銀含有量10mg越え」
「定格消費電力60W未満、三波長系蛍光体使用:水銀含有量5mg越え」

③一般照明用高圧水銀ランプ
※2021年以降禁止

このうち、特に制約条件がなく禁止になるのは③の一般照明用高圧水銀ランプで、高圧ナトリウムランプや、LED照明などへの代替えが必要となります。

①、②につきましては、基準を満たしていれば製造及び輸入・輸出の制限を受けることはありません。2018年以降も問題なく使用できます。
しかし、今後はLED照明の技術が向上し、照明の主流になっていくことが予想されていることから、少しずつ蛍光灯の生産が減少していくと考えられます。
当社では最新の情報を収集し、改修の提案、施工を行っております。


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