緊急度の高い警報でした!?
先日、築22年のビルにて“加湿水槽満水警報”が発報しました。
最初に機械警備会社から「設備警報を受信した為、警備員が現地に向かいました!」という、連絡が担当者に入りました。
現地に到着した警備員から状況を確認したところ、「警報盤に“加湿水槽満水警報”が表示されており、屋上にある加湿水槽ではオーバーブロー管から水が流れている」という報告でした。
一次処置として加湿水槽の給水バルブを閉めた上で、警報の原因調査を行いました。
加湿水槽内を確認したところ、ボールタップが動作不良により、水没している状況でした。
また図面による系統確認の結果、このビルでは、この加湿水槽を加湿だけではなく消防用の補助水槽としても使用していることがわかりました。
そのため、直ぐにボールタップの交換を手配し、復旧させました。
加湿専用であれば冬期の加湿シーズンのみの使用ですので、シーズンオフの期間は給水を止めておく事も考えられました。しかし、消防用水槽を兼用しているため、緊急性が高い設備ですので、即時交換の判断を行いました。