電気の機器です!?UGS(ユージーエス)。ビルに設置していない場合、大変な事態になる可能性も…!?
新築のビルでは標準設置されているUGS。一昔前までは設置されていないビルが一般的でした。標準設置されてきた要因が、電気事故による近隣への波及事故です。
通常、ビルでは高圧で電気を引込み、電気の故障や事故が発生した際は、「遮断器」と呼ばれるビル一括のブレーカーのような機器を自動で作動させ、全館停電させます。
しかし、20年近く経過すると電気機器も経年劣化が進行し、漏電や故障個所が出てきます。先ほどの遮断器や遮断器より前(電力会社側)のケーブルに不具合が発生した場合、電力会社の変電所の遮断器が作動するため、付近一帯が地域停電になってしまいます。
この地域停電させないための機器がUGS(地中線用負荷開閉器(Underground Gas Switch)の略称)です。
地域停電の規模にもよりますが、地域停電被害を受けた近隣から損害賠償を請求される場合もあり、その額は計り知れません。
当社では、このUGSが設置されていないビルも管理していますが、波及事故対策は当然、その他の劣化機器の細かな交換を行い、安心して使用していただいております。