TOTO株式会社編(3)

上海万博で中心的な役割を担った「EXPOセンター」、北京オリンピックのメインスタジアムとなった「北京国家体育場」（鳥の巣）をはじめ、世界の五つ星級ホテルや重要建築物にTOTO様の商品が採用されております。
TOTO様では、「海外のその土地で暮らすお客様から、必要だと思っていただける・必要とされ続ける企業として認められること」＝「真のグローバル企業」を目指し、2008年に欧州とアジア・オセアニアに事業統括会社を設立。日本、中国、米州、アジア・オセアニア、欧州の「グローバル5極体制」の確立へ向け始動されているそうです。

世界の国々では大切な水を保護するため、トイレの洗浄水量の規制化が進んでいるそうです。日本には規制はありませんが、世界の洗浄水量規制は6L程度が主流であり、水不足が深刻なカリフォルニア州では2011年基準は4.8Lだそうです。TOTO様ではこれに先駆け、2006年から米国・カナダ・中国において4.8L便器の販売を開始しているそうです。

　
また、TOTO様の商標「TOTO」が、2010年1月15日付に中国において、国家工商行政管理総局より、「馳名商標」の認定を受けたそうです。馳名商標とは、中国におけるブランドの認定制度であり、日本のトイレメーカーとしては始めての認定だそうです。日本のみならず中国においても、高品質なサービスを提供し続けた信用の証であり、国境を越えたTOTOブランドの信頼の顕れだと感じました。

>取材メモ
洗浄水量規制のある諸外国で現地製品を使った際、実際に1回の洗浄で流れる水量は少ないことを体感できます。しかし、洗浄性能という点で比較すると、TOTO様の商品の優位性があるという感想を持ちます。

※本記事は2010年11月24日取材時点の情報を元に作成しております。