ヤマトコンタクトサービス株式会社様(5)

実際にYCS様がNEWS池袋グリーン大通りを使われたうえでのご意見をお聞きしました。

まず、池袋駅からグリーンの大通りを歩いて来ると、袖看板のないビルはNEWS池袋グリーン大通りのみであり、そのような美しさは、この建物で働くうえでプラスであると日ごろから感じていらっしゃるそうです。

来客者が自社ビルですか？と聞いてくることがよくあるそうです。そのような印象を与えることは悪いことではないし、そのようなデザイン重視であることを高く評価して入居したのではあるものの、１棟借として使う企業は、一定の規模があるため、身障者雇用の義務を負っている。その点で、身障者の使い勝手、という点に限ってみると、デザイン面を含めた合理性と、多少相容れない点がある。
例えば、専用室扉は、セキュリティの高いステンレス製であるが、車椅子で開けるには少し力がいるので、２つの扉のうち、一方はもう少し軽いものでも良かったと感じる、などのご指摘を頂きました。
とはいえ、インテリジェントビルとして、ショールームとしての用途やセキュリティ機能を含め、期待通りの使い勝手について満足度が高いとのこと。
今後も、オペレータースタッフにとっても使い勝手の良い建物であるよう、当社と相談しながら、管理運営について高めていきたい、とのことでした。

【NEWS池袋グリーン大通り内休憩室】

>取材メモ
建物のデザインは、実際に想定される使い勝手をもとに、色々な役割のメンバーが、様々な要素を検討したうえで形になるものです。今回の取材のように、当社のプロパティマネジメント部門の機能として、テナント様が実際に使ううえで、デザインの合理性を理解いただきつつ、テナント様の意見を吸い上げて建物デザインへフィードバックする、という好例です。

※本記事は2010年9月29日時点の取材を元に作成しております。