このスペースは、会議などで結論が出ずに行き詰まってしまった時などもよく利用していました。特に新しい発想や頭を切り換えて、方向の転換が必要な時など、会議室のような決められた空間ではなく、このユーティリティスペースで数人が集まりブレインストーミング風のフリートークすることで、なぜか今までと違ったアイディアが生まれたことが何度かありました。その経験からか、それから発想を伴う作業をする時にはこのスペースをよく利用していた記憶があります。
もちろん、このようなユーティリティなスペースを確保できるくらいのオフィスが準備できれば理想なのですが、現実問題そこまでを考慮することは、なかなかできることではありません。それでも、共有スペースの削減や一人当たりの占有スペースをほんの少しずつ削っていくなど、工夫とアイディアがあれば、新たなスペースを生み出せる可能性は十分にあります。
このような多目的な場所をオフィスにとって必要なものとし、工夫とアイディアでスペースを生み出すことによって、そのスペースが新しい発想を生み出す、発想の源になるかもしれません。