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スズデン株式会社編-3-

スズデン様の東京物流センターにおける高い「物流品質」の維持は、新システムの導入や作業ルーティンの再構築によるものだけでなく、スズデン様の教育理念「共育(きょういく=共に育つ)」のもと、スタッフ様が全体で高い意識を持って業務を遂行されていることに大きな要因があります。

東京物流センターではお客様に対する誤出荷の発生件数を100ppm(1万分の1)以下を目標に取り組まれているそうですが、出庫や出荷といった各行程ごとに担当者別・不適合内容別に発生したミスを分析し、毎月開催される品質会議で是正予防を行い再発防止と目標達成に向けて活動されているそうです。また、物流センター内では、毎日一定の時間に温度と湿度をチェックしたり、電子部品の取扱い時には静電気拡散性手袋を身に付けての作業を標準化するなど、商品の品質を維持するための環境全般にも配慮されているとのことでした。新しいシステムの導入は作業効率を向上させますが、そこに価値を見出し、維持していくのは人間です。スタッフ様の姿勢に、その事実を再確認した思いでした。

また、物流センターが大規模であるほど作業ルーティンが確立されているケースが多いので、お話を伺う前までは、お客様の個別ニーズに応えることは難しいのではないかと思っていました。しかし、指定伝票を添付しての納品や環境に配慮した緩衝材での梱包など、お客様直送だからこそ対応できる物流ニーズがあるとのことで、スズデン様はそれらの要望に対して「費用対効果への配慮は必要ですが、できるだけ当たり前の仕組みをつくって対応できるようにしたい」という姿勢で対峙されていて、この真摯さもスズデン様の「物流品質」に寄与しているのだと思いました。

最後に、東京物流センターではお客様の満足度向上を目指し、仕入れメーカーに商品を引き取りに行く「調達物流」という新しい取り組みを始められたそうで、配送便の見直しも含めさらに環境に配慮した物流サービスを進めていきたいとのお話をいただき、見学を終了しました。

>取材メモ
物流の最終段階、商品をお客様にお届けする運送会社との連携にもぬかりはありません。複数の配送便を特性にあわせて利用されているそうですが、東京物流センターの出荷システムに連動している運送便もあり、一日の出荷がすべて終わるまで待機していただく体制になっているそうです。センターの入出庫が多い日には最終出荷が夜遅くになることもあるそうで、協力会社様があってこそお客様により良いサービスが提供できる、私たちPMの取り組みと重なる印象を受けました。

※本記事は2010年8月4日取材時点の情報を元に作成しております。


取材協力・情報提供:スズデン株式会社


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