当社では、TEC様に委託している業務の主体がガラス清掃業務です。お願いする理由をひとことで表すならば、コストパフォーマンスという言葉が最も適切だと思います。TEC様には当社が管理するオフィスビルについて、安全を第一に迅速かつ丁寧なガラス清掃を遂行していただく傍ら、外装全体にも気を配り、気がついた不具合等の箇所を写真に収めて報告していただくことも通例のようになっています。それは当社とTEC様で協同して行っている取組みで、オーナー様へ改修等の提案をさせていただく際に役立っています。また、TEC様では、高所足場を設置せず、ブランコ作業で代用されることも、競争力の源泉となっています。
取材では「トータルメンテナンスを組合員一人ひとりが自覚する」ことの重要性をお話しいただきました。自分たちが外装を誰よりも間近に見ているという自負があればこそ、一人ひとりがもっとオーナー様などのお客様の目線で外装のみならず建物全体を見ることによって、オーナー様に対して最良の提案をするためのお手伝いができる。そのことをより一層認識することが委託者への価値の提供であり、ひいてはTEC様の業績につながるということをおっしゃっていました。このことを指針に、TEC様の改称というターニングポイントが、当社との更なる展開、連携につながるという大いなる期待を感じました。今後増加する外装リニューアル提案において、コストパフォーマンスの追求は必須命題です。TEC様の進化に呼応しながら、当社も提案の精度を高めていかなくてはならないと感じました。
>取材メモ
取材にご協力いただいた理事長自ら「お客さまともっとキャッチボールがしたい」という思いをお聞かせいただきました。それを頻繁に行うことによって双方が鍛えられ成長することを前提としながらも、その関係性の構築が企業間、あるいは当事者同士の信頼を築くきっかけになることを、あらためて意識することができました。
※本記事は2010年7月7日取材時点の情報を元に作成しております。
取材協力・情報提供:東京外装メンテナンス協同組合(TEC)