新着情報

東京外装メンテナンス協同組合(TEC)編-3-

TEC様は現在9社500名体制の組合です。この規模は結成当初からほとんど変わらない陣容で続いているそうで、闇雲に組織の拡大を図ることなく、外装のエキスパート集団として業務の質を重視する姿勢をうかがい知ることができます。また、TEC様に参入している各企業様は、いずれも外装専門という訳ではなく、企業の特性も様々です。だからこそ「外装」という共通項のもとに、企業独自の強みを持った多様な企業が集まっていることに意義があるとのことで、確かに個々の強みが結集していることのメリットは、企業単位では得難い価値ではないかと感じました。


企業の枠を超えた共同体ですので、企業単位でのズレなど相違点を懸念しがちですが、TEC様では独自のマニュアル「基本作業手順表」を10数年前から作成し、適正なルール化を図っています。しかも社団法人東京ガラス外装クリーニング協会で作成・配布されているマニュアル「清掃作業安全基準」があるにもかかわらず独自のマニュアルを作成し更新されていますので、組合としての高いスキル、そしてプライドをここでも見ることができます。


そもそもマニュアルが何故必要かといえば、それは安全衛生の一語に尽きます。コスト削減が求められる昨今の環境では、安全衛生をおざなりにする事例も散見され、それが事故の増加につながっていることが協会でも問題となっているそうです。万が一にも災害が発生すれば結果的にお客様にご迷惑をお掛けすることになるため、TEC様では、万全を期して業務にあたるためにマニュアルを遵守し作業にあたることを徹底されているとのことです。TEC様の主なメンテナンス業務であるガラス外壁清掃、点検、調査、補修作業等についていえば、無足場でのブランコ作業、常設あるいは仮設のゴンドラを有資格者が操作して行うゴンドラ作業、あるいはTEC様が所有されている高所作業車による作業など、時と場合に応じての対応となりますが、その選択基準の最たるものは安全の確保に他なりません。それは業務の物量に左右されることのない、TEC様の経験と実績の上に成り立つ適正な判断なのだと思います。

>取材メモ
社団法人東京ガラス外装クリーニング協会が主催する「ガラス外装クリーニング技能認定試験」に合格した方だけが得られる「テクニカルマスター」の称号。外装クリーニングの最高位である当資格を、TEC様のある会員企業では5名の組合員が所持しており、業界での信用に寄与しているそうです。

※本記事は2010年7月7日取材時点の情報を元に作成しております。


取材協力・情報提供:東京外装メンテナンス協同組合(TEC)



最新記事10件を表示

2025.07.21お知らせ
広告掲載のご案内
2025.07.15お知らせ
社名変更ならびにホームページURL変更のお知らせ
2025.07.14お知らせ
広告掲載のご案内
2025.07.07お知らせ
広告掲載のご案内
2025.06.30お知らせ
広告掲載のご案内
2025.06.23お知らせ
広告掲載のご案内
2025.06.16お知らせ
広告掲載のご案内
2025.06.09お知らせ
広告掲載のご案内
2025.06.02お知らせ
広告掲載のご案内
2025.05.26お知らせ
広告掲載のご案内