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パナソニック電工株式会社編-3-

最近、LED照明という言葉をよく耳にします。電器店でも家庭用のLED電球を目にするようになるなど、LED照明は電気代が安く長寿命、環境にやさしいクリーンな照明として広く認識されつつあるようです。事実その利点は多く、低紫外線・低赤外線で熱による色あせが少ないとか、防虫効果が期待されたり、視認性が良いことなどから、信号灯や屋外大型ディスプレイ、文化財の照明などさまざまな用途に利用されています。

オフィスビルで照明設備のリニューアルや省エネを前向きに考えたとき、多くの人が真っ先に思い浮かべるのもこのLED照明ではないでしょうか。
パナソニック電工様のお話のなかで、このLED照明に関する重要な指摘がありました。現在、直管蛍光ランプ形LEDは各メーカーからさまざまなタイプが販売されているものの、業界での性能基準が確立されておらず、また電気用品安全法の対象にもなっていないため、安全基準が制定されていないというのです。それを裏付けるように、以下のデータが(社)日本電球工業会様から公開されています。

【パナソニック電工(株)宣伝企画部発行
「省エネは照明から!LEDにお取り替えをお考えの方に」より引用】

同工業会様の見解によれば、一般照明用LEDの現在の水準は蛍光ランプ代替の省エネランプとしては未成熟であり、導入にあたっては実際の性能と安全性を十分に確認し検証するようにとの記載がありました。また、品質が保証されている同一メーカーの照明器具とランプの組み合わせ以外では本来の性能を発揮できない場合や、従来の蛍光灯に比べてLEDランプ自体に重さがあるケースでは、受け口のソケットやバネが耐えられるかどうかなど、導入に際しては注意しなければならないことが多くあります。一方、ダウンライトなどではLEDはすでに実用可能な性能を備えているものも多く、LED照明の特性を正しく理解しながら、適材適所に利用していくことで効果的な省エネ対策を施せる現状を再確認しました。

>取材メモ
省エネは今後のオフィスにおける重要な取り組み事項ではありますが、業務効率と安全性を度外視することはできません。とは言えLED照明はこれからますます発展が期待される分野だと思いますので、今後も業界の動きから目を離すことなく、情報を収集していきたいと思います。LED照明の長寿命も試験測定で得られた数値であり、実際の経年に伴うメンテナンスなどにも配慮が必要なので、現場での確認を怠らないようにすべきです。また、今回のパナソニック電工ショールームでは、従来のダウンライトとLEDタイプの比較や、次稿で紹介するWエコ蛍光灯と一般的な蛍光灯の比較など、非常にわかり易いプレゼンテーションがされています。

※本記事は2010年6月8日取材時点の情報を元に作成しております。


取材協力・情報提供:パナソニック電工株式会社



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