次のポイントとして挙げたいのが、オフィスのデザインです。オフィスのデザインを見ればその企業の社風が分かる、と言われるほど大切なファクターのひとつです。
デザイン性は、その企業のイメージづくりとして重要な役割を果たすだけでなく、そのオフィスで働くスタッフの快適性や、日々のモチベーションにも直結しています。そのカラーコンセプトやインテリアのチョイスは、人それぞれに好みがあるので、どれが良いとか正しいということは一概には言えませんが、基本的な指針はいくつかあると思います。
まず、デザインが職場の邪魔にならないこと。
基調となる色が視覚にうるさく、長時間その場にいると疲れてしまうようでは快適なオフィスとはいえません。
また、邪魔になるデザインという意味では、こんなこともいえると思います。
皆さんは、飲食店等で見た目はステキなのに、座りにくいイスやテーブルに遭遇したことありませんか?私は何度かあります。これはオフィスにもいえることだと思うんですね。職場のスタッフが使うイスやデスクはもちろんのこと、大切な訪問者をお迎えする応接室などのイスが座りにくかったら、企業のイメージを損なう結果にもなりかねません。とかくデザインというと見た目だけのことを指すように思いがちですが、見た目だけにとらわれず、使いやすさや機能性も考慮し、その利用目的にあったものをセレクトすることが、本当の意味でのデザインなのかもしれません。