自動ドアが果たすべき役割と責任。社会環境が変化し、法的な整備が待たれる現状において、これまでとは少し違った角度から自動ドアを管理していく必要性を感じています。というのも、ナブコシステム様からもお話があったのですが、保守点検を受けられるオーナー様のご意向が、少し前までの大事に永く使いたいというニーズから、より安全でトラブルが起こらないようにしたいという捉え方に確実にシフトしているということです。
そのような社会背景も踏まえつつ、ナブコシステム様では保守契約の推進を声高に掲げていらっしゃいます。不時の故障ならびに突然の費用の発生を未然に防ぐためにナブコシステム様が提案する保守契約とは、ドアの開閉頻度に合わせて年2回から毎月1回まで選択できる定期点検と、万が一のトラブル時の無償対応がセットになったものです。さらに部品代を費用の中に組み入れるかどうかなど、契約内容をできる限り細分化し、お客様の意向と自動ドアの開閉頻度に対して最も適正な価格設定を実現するためのメニューを策定しているとのことです。
万が一のトラブル時の緊急修理対応は想定外の費用を計上することになってしまいますし、経費の計画化を図れたうえ、不時のトラブル対応に比べてリーズナブルなのであれば、むしろ我々からオーナー様へ提案すべき案件であるのかもしれません。
我々PMはオーナー様の利益と建物価値の最大化を図ることが命題ですので、コスト削減の努力は当然に重要なのですが、オフィスビルの快適と信頼を守る上で万が一のトラブルを未然に防ぐための予防保全も取組んでいく必要があります。それらを両立させるソリューションとして、ナブコシステム様の自動ドア保守契約という商品は非常に有効だと思います。
>取材メモ
「自動ドアのメーカーも選ばれる時代になってきていますので、他社との差別化を図る上でアフターサービスはとても重要だと思っています」という言葉には、リーディングカンパニーとしての自覚と責任が感じられました。未だ法定点検がない自動ドア業界だからこそ、ナブコシステム様の保守契約というサービスは大きな意味を持つものなのだと思います。私共サブリースも、オーナー様、企業様、仲介会社様に選ばれる企業にならなくてはいけないと改めて思いました。
※本記事は2010年3月9日取材時点の情報を元に作成しております。
取材協力・情報提供:ナブコシステム株式会社