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ナブコシステム株式会社編-3-

「安全」「バリアフリー」「セキュリティ」という3つのキーワードを軸に自動ドアは進化を遂げているという話をうかがいましたが、その進化の過程においてIT化は必然であり、それが自動ドアシステムの主流になっていくことも自明の理なのでしょう。

ナブコシステム様が2007年から発売を開始したスライディング式の自動ドア『NET-DSシリーズ』という商品をご紹介頂きました。この商品シリーズは自動ドアシステムにはじめて、データ通信の規格のひとつであるCAN通信を用いたネットワーク技術を採用したもので、自動ドア装置だけでなくセンサーや電気錠などのオプションも含めた情報のネットワーク化を可能にしたものだそうです。つまり、ドアの総合的な調整を一括化やセキュリティとの連動など、建築設備としての自動ドアの拡張性を飛躍的に高める性能を備えた商品シリーズであり、ITの加速度的な進化に比例してその可能性はナブコシステム様も未知数だと仰っています。ただ現段階でも安全性やセキュリティの向上はもとより、蓄積された保守データをビル管理の保全計画のため記録できるという利便性の向上が見込めるもので、利用者にも管理する側にも確実にメリットのあるシステムであることは間違いありません。


エレベーターの遠隔管理が当たり前になってきた現状を考えれば、自動ドアシステムがそうなることも近い将来のことのように感じることができます。さらなる拡張性が見込めるNET-DSシリーズでは、安全配慮の視点から音声再生装置のオプション化を実現していました。ドアの開閉に合わせて「ご注意ください」と注意を促したり、戸袋や軌道付近で一定時間以上の検知があると「立ち止まらないでください」と注意を喚起するなど、安全性だけでなくユニバーサルデザインに相応しい装置だと思いますし、飛躍的な拡張性の序章と考えると今後の展開が楽しみです。ナブコシステム様の最新テクノロジーを注目しながら、リニューアルを含めた各種提案に役立てていきたいと思います。

>取材メモ
NET-DSシリーズの普及によるCAN通信を利用した拡張性において、メンテナンスの改善にも大きな意味があるというお話でした。通信で結ばれることによって個々の動作状況を管理できるようになり、情報をいち早く入手して対応できるという利点は、まさにアフターサービスの質の向上に直結するものです。ナブコシステム様にとってもオーナー様にとっても、さらに当社にとっても有意義な設備として、この商品知識の理解は必要だと思いました。

※本記事は2010年3月9日取材時点の情報を元に作成しております。


取材協力・情報提供:ナブコシステム株式会社


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