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ドアの前に立てば自動ドアが開閉することは、蛇口をひねれば水が出る、スイッチをONすれば照明が点く、そういったごく当然の現象だと思います。意識してみるととても重要な役割を担っているのに、トラブルが起きることなく安全に動作しているが故に、その大切さを思い知らされないというのは皮肉なものです。
現在、自動ドアには自動車やエレベーターのように法定点検が課せられておりません。安全基準は業界団体で策定した安全ガイドラインが最新の尺度となっているそうです。オフィスビルを管理する我々PMの観点からすれば、自動ドアはエントランスを司るビルの顔でもあり、お客様が通行する重要な建築設備ですので、エレベーターと同様に法定点検が設けられて然るべきという思いもあるのですが、ナブコシステム様が重大な事故を未然に防ぎつつ進歩し続けることができたのは、独自の安全基準とその遵守活動の結果なのだと思います。
それを物語るのが、自動ドアのセンサーの進化のお話でした。足でスイッチを踏む方式から頭上にセンサーを設ける方式へとスタイルが変化してかなり経ちますが、旧型のセンサーではドア付近の検知が困難で、下図左側の図のように不感知エリアが多かったそうです。そのため駆け込み、立ち止まり、斜め進入などによる衝突の危険性があったのですが、安全性向上のためのテクノロジーの進歩によって、今では下図右側のようにドアの軌跡上まで検知が可能になったそうです。ここに表示されている旧型の検知エリア12本から、新型での検知エリア40本という数の増加こそ、自動ドアの着実な進歩の足取りを示しているように思います。