自動ドアのシールを書いてくださいと言われたら、多くの人の脳裏に浮かぶのがこのカタチのシールではないでしょうか。街中で自動ドアに注目してみると様々なデザインのシールを目にすることができますが、特にオフィスビルではこのデザインが多いことに改めて気付かされます。それが私たちの記憶に刷り込まれている要因なのかもしれません。
今回の取材に応じていただいたのは、ナブコシステム株式会社様(以下、ナブコシステム様と表記します)のメンテナンス関連部署の皆様です。ナブコシステム様は製造元であるナブテスコ製の商品に関して、東日本エリアで販売、施工、アフターサービスを行っており、昭和32年創業、エリア内に58の拠点を持つ企業です。自動扉におけるシェアは2007年に50%を達成されたそうで、特にオフィスビルでシェアの高さが際立っているリーディングカンパニーとしてその名が通っています。
その商品力や営業力は推して知るべしですが、ナブコシステム様がいま重視しているのは設置後のアフターサービスなのだそうです。確かに製品が納入されれば、長期間そのまま使われ続けるため、品質を維持するためのアフターサービスこそがお客様との確実なコミュニケーション機会となることを考えれば、その役割は重要です。24時間365日体制のコールセンター窓口をはじめ、東日本エリア58ヵ所のサービス拠点に、巡回用サービスカー327台、サービスマン362人の規模とのこと。社員の多くがアフターサービスに携わっていることになります。そのサービスの質を現すものとして、厚労省認定の自動ドア施工技能士という国家検定に、1級と2級合わせて447名が合格しているとのことですので、まさに自動ドアのプロフェッショナル集団と呼ぶにふさわしい組織です。そこにはリーディングカンパニーとしての誇りと責任に満ちた、確固たる姿勢が現れています。
>取材メモ
ナブコシステム様は自動ドアだけでも実に多種多様な商品を取り揃えていますが、その自動ドアシステムを核に、ステンレスサッシ、ガラス工事、高速シャッタードア、防火設備、土木設備にいたるまで、建築設備に対する総合的な提案力をお持ちの企業です。そして単に製品を提供するだけでなく、設計、施工からメンテナンス、修理、トラブル対応に至るまで一貫した業務を常としています。その間口と奥行きこそ、リーディングカンパニーであるための基本のように思えました。
※本記事は2010年3月9日取材時点の情報を元に作成しております。
取材協力・情報提供:ナブコシステム株式会社