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「連結送水管」とは、消防車からの直接の消火活動が困難な建物の高層部分等を対象とした消防設備です。大きく「送水口」「送水配管」「放水口」の3つで構成されており、火災時には消防ポンプ車のホースを「送水口」に接続、加圧された消火用水が「送水配管」を通って送り出され、屋内の「放水口」につないだホースから放水して、消火活動が行われます。
消防試験協会様の業務で大きなウエイトを占めるのが、この連結送水管の試験と点検です。消防法では連結送水管を設置した建物は、新築時の試験、および設置後10年目以降の3年に1度の点検を定め、いずれも消防署への報告を義務づけています。東京都ではこれらの試験や点検を民間に委託しており、消防試験協会様は東京消防庁からの直接の技術指導のもと、首都圏一円で3 万件以上もの試験を行ってこられた実績があります。
具体的な試験内容は大きく2つ。送水口から送った水が放水口から適正に放出することを確認する新築時の「放水試験」と、所定の水圧をかけて圧力低下や漏水、変形などの異常がないことを新築時及び設置後10年目以降の3 年に1 度の頻度で行う「耐圧性能試験」となります。消防試験協会様では総務省や東京消防庁の試験基準に加え、口金試験等も実施して、より安全に有効に設備が使用できる点検を施しておられます。