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通信設備様からの今後のご要望として、当社PMとさらに深い連携を行い、既存ビルにおける設備の低コスト化とより中長期的な見地からの修繕計画の提案を実現していきたいというお話をいただきました。
このお話の具体的なポイントは、工事の絶対数を減らすことです。今ある機材を修理して永く使うということと、長期的な修繕の低コスト化は、必ずしもイコールになるものではありません。オフィスビルへの地デジ導入が良い例で、この改修はオーナー様の意向が前提にあるものの、ある意味必須の色合いも濃いものです。このように必要な改修案件がある場合、付随する機材だけを入れ替えるのではなく、例えば耐久年数が迫って劣化している防災系やセキュリティ系の弱電設備をまとめて交換する、その発想が大事だということです。工事の数が減ることは長期的な低コスト化に直結し、また購入機材の数量がまとまることで原価の削減にもつながります。もちろん必須案件がない場合でも、機材の耐久年数を予測して修繕計画を設計しておくことで、予想外の故障による修理が確実に減少し、結果的に低コストでスムーズな中長期修繕が可能になるというわけです。
私たちPMがオーナー様の大切な資産であるオフィスビルを運営させていただくために、リニューアルは欠かせないものです。仮にそれが「修繕のためのリニューアル」と「付加価値を高めるためのリニューアル」に大別されるとすれば、通信設備様のお話はこの両者を電設のプロフェッショナルならではの視点で融合し、具体性を高めたものだと思います。オーナー様に向けた提案への動きは、両者の連携で実行できるものなので、情報交換を行いながら、PM側は的確な現状把握を進めていきたいと思います。
>取材メモ
通信設備様のお話では、弱電設備に関するメーカーの対応年数はほとんどが10年ほどなので、同時期に導入した機材が経年故障の連鎖を引き起こす可能性は非常に高いそうです。長期的に捉えたときに修理か交換かの判断が迫られる局面で、当社のこれまでの現場経験を通信設備様のノウハウで補いながら、最善の選択ができるようなフォロー体制をしいていきたいと考えています。
※本記事は2010年2月10日取材時点の情報を元に作成しております。