当社に入社して以来、ビルの運営に関わるようになり、気がつけば10年が経ちました。ビル内装工事専門の営業職を経て、現在プロパティマネジメント業務を担当しています。
この10年間、不動産事情も様々な変化があり、デフレの煽りを受けた新築の減少や2003年問題など、様々な時期がありました。
そして昨年9月19日「基準地価」が発表され、三大都市圏で16年ぶりに地価が上昇。特に東京では全てのポイントで前回水準を上回るなど、長いトンネルを抜けて、上昇気流を感じられるようになりました。
新築ビルの建設も目立つようになり、ハイクオリティなビルが次々と建っているという印象を私は持っています。皆さまも街を歩いていて、新しいビルの建設現場を見かけることが増えていませんか?その多くは、最新のデザインと設備を併せ持つビルです。
では、そのような状況の中で、大半を占める既存ビルはどう運営を行っていったら良いのだろう??最近私は、このテーマについて考える事が増えました。新築の最新ビルが人気があるのは誰の目から見ても明らかですが、街に存在するビルは、既存の建物が占める割合の方が断然多いからです。
これからの既存ビル運営を考えるにあたり、少なくとも現在の世の中の流れや、それに伴うニーズの把握は外せませんよね。今日から少し、私の体験を元にこれからのビル運営について考えてみようと思います。