アートサービス株式会社編-4-

オフィスビルに高度な出入管理システムを導入した場合、想定し得る2つの懸念があります。1つはセキュリティを強固にするほど、設備トラブル時に出入できなくなるのではないかという懸念。もう１つはコストを投入して新しいシステムを導入しても、使いこなすことができないのではないかという懸念です。

この2つを同時に解消するのが、アートサービス様のオフィス管理支援サービス「AOAS（アオアス）」です。「AOAS」は、出入管理システムの新しい保守スタイルを提案する画期的なサービスで、お客様の出入管理システムとアートサービス様のサポートセンターをインターネットで繋ぎ、システムの管理と監視を365日フルタイムでサポートします。

「AOAS」はスタッフのID登録や抹消、全ゲートの出入履歴の管理といった、システムが高度化する一方で増える管理担当者様の手間を代行し、企業様の出入管理システムの円滑な運用を支援します。常にオンラインで繋がっていることの最大のメリットは、「いま困っている状況を何とかしたい」というときに、ネットワークを通じた遠隔操作ができることです。どんなに早い出張修理でも、人が到着するまでには多少の時間を要します。「AOAS」なら、緊急時にその場で復旧に向けた対応が可能になるのです。また、「AOAS」は価格設定もスポット対応に比してリーズナブル、出入カードのレンタルなど、導入コストを抑え適切な運用をしていきたい企業様に適しているとのことです。オプションで勤怠管理との連動も可能だそうで、出入管理システムのフレキシブルな活用が新たなソリューションを生んでいる現状を感じました。

オフィスビルのセキュリティが重要性を増すなかで、それを強化するほど危機管理の必要が高まることを私たちPMは常に念頭に置いておかなければなりません。その重要性をオーナー様やテナント様にもお伝えしながら、よりトータルでより円滑なセキュリティ環境の構築に努めていきたいと考えています。

>取材メモ
「AOAS」の導入には、月々のインターネット通信費が必要になります。アートサービス様ではいま、ネットワーク専門業者様と協議を進め、通信費をできるだけ安くするための方法を画策しているそうです。良い商品をお客様に提供するために、ウィークポイントを見つけて改善する推進力がアートサービス様の心がけている「お客様満足度の向上」に繋がっていると思いました。

※本記事は2010年2月10日取材時点の情報を元に作成しております。