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株式会社シー・アイ・シー編-3-

シーアイシー様は「防除」という考え方を大切にされています。人にとって害のある生物を単にせん滅するのでなく「コントロールする」という考え方のもと、専門的な見地から生息調査や駆除・予防のための計画立案を行い、目的に合った手法で適切な処置を施すことを社会的任務に掲げていらっしゃいます。この防除という考え方は、先述のビル管法にて厚生労働省健康局から2008年1月25日通知にも明記されています。そこでは人体や環境に対するリスクを最小限に留めるべく、有害生物の生息実態を調査し、その存在が確認された場合に防除対策を実施する、という手順が述べられております。ポイントは、むやみに薬剤散布をしない、薬剤散布は人体や環境に悪影響、という観点が表明されている点です。

お話によれば、現在都内のビルで最もニーズが高いのがネズミの防除、次いで鳥の防除だそうです。鳥の糞による、外壁の汚れや歩行者に落下する被害を防ぐのが主な目的のようですが、鳥害には人の健康被害に関わる恐ろしい問題も潜んでいます。シーアイシー様では、自社開発のプロテクターシステムで鳥を傷つけずにビルに止まらせない対策から、バードトラップシステムを利用した捕獲や巣の撤去まで、鳥の種類や状況に応じた対策を施しています。特に鳥獣の捕獲に関しては法律(「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」)の定める許可が必要なため、高い専門性とノウハウが必要とされる事業です。


シーアイシー様ではこの他にも多様な業務展開をされています。オフィスにおいてはハチの駆除や外壁コーティング工事、飲食店においては汚れのひどい厨房清掃、医療施設においては感染予防のための菌検査やコンサルティング業務。また、アスベスト環境測定や防カビ業務、文化財保護のためのガス燻蒸施工なども行っています。

このように幅広く極めて専門性の高い事業を確立している背景には、生き物への畏敬の念に基づく知識の奥深さと、独自のノウハウによる調査力の高さがあると思います。企業が社会に貢献し得るための重要な資質を擁するシーアイシー様の姿勢は、PMが質の高いビルマネジメントを行っていくうえで参考になるものです。企業の核となる専門性の高い経験・知識・スキルを背景に、関連する業務を高品質に展開する姿勢は当社にも通じるものです。

>取材メモ
シーアイシー様のホームページからブログ記事を見ていただけるとご理解頂けると思いますが、自分たちが扱う生物に対して非常に深い知識を持っていて、そこには優しさと、愛情すら感じることができます。今回取材に対応していただいた方々からも不思議とやわらかい雰囲気が伝わってきて、常に「生き物」を相手にされているからだろうか、という感想が残りました。

※本記事は2010年2月10日取材時点の情報を元に作成しております。


取材協力・情報提供:株式会社シー・アイ・シー



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