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株式会社要興業編-4-

私たちPMがオフィスビルのマネジメントを遂行するなかで、近年高いニーズを感じているのがセキュリティシステムに関するものです。エントランスの入館制御や専用室入退室のための認証装置など、快適なオフィス環境を外部から守るためのシステムは、今も進展を続けている分野です。しかし今後はオフィス内部の情報セキュリティについて知識を高めることも、情報化社会にビルマネジメントを行う上での重要な資質であると思っています。それは要興業様の主力業務のひとつである、機密情報処理についてです。

要興業様の「機密情報処理サービス」は情報ネットワーク産業の最後のプロセスである書類、それも外部に漏れることが絶対に許されない機密書類を専門に廃棄処理を行うサービスです。機密情報処理の分野が事業として確立されていない状況下で、要興業様は先んじて社会のニーズを汲み取り、すべての処理工程を自社で行うこれまでのスタイルを強固なセキュリティシステムのもとに再構築しました。情報が残っている状態の機密文書に接することができるのは専門の教育を受けたスタッフのみ。さらに運搬車両には警備システムやGPSなどの厳重なセキュリティが搭載され、廃棄処理室には厳格な監視体制が敷かれています。


そのうえで紙や鉄などリサイクル可能なものは100%再資源化を行い、最終的に「いつ・どこで・だれが・どのような」処理を行ったかという証明書をお客様に発行。2007年には情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格ISO27001:2005を取得するなど、その質の高さは外部の専門機関に認められています。

この「機密情報処理サービス」は1回のみのスポット回収から頻度を定めた定期回収までサービスの幅が広く、また記録メディアの処理にも対応できるそうで、さすがは廃棄物処理のプロフェッショナル、という以外に言葉が見つかりません。私たちPMも、情報セキュリティ管理のフォロー体制を要興業様に学びながら、テナント様の内部からのセキュリティ強化にも寄与できるように、対応スキルをさらに向上させていかねばと思いました。

>取材メモ
機密書類の回収に関する情報は、社内でも関係者以外は知ることのできない重要機密として厳重に扱われているそうです。書類の収集運搬に関しても、特別に開発された機密車両専用ボディの特殊車両によって行われ、そのセキュリティ体制は現金輸送車と遜色ないと言っていいほどの装甲性に擁しているようです。まさに、情報セキュリティ社会の縮図を垣間見たような思いです。

※本記事は2010年1月19日取材時点の情報を元に作成しております。


取材協力・情報提供:株式会社要興業



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