新製品として、「遮熱コートスラット」を使用したブラインドのご提案をいただきました。遮熱コートスラットは、太陽光の反射率を高め、室内への熱の侵入を防ぐことで、室温の上昇を抑え、空調負荷を低減させるブラインドです。オフィスに使用することの多い、サンドグレー色のブラインドでも、その反射性能は「白」に近い効果を発揮し、価格も従来の一般スラットと同価格なため、これからのスタンダードといえます。また、ブラインドの丈や左右の位置を簡単に調節できる新機能も搭載し、フレキシブルに操作できることもその特徴の一つです。
オーナー様・テナント様の利益を追求する立場にあるPMにとって、それは大規模改修などの大きな節目だけではなく、常日頃からより多くの情報をご提供するという意識と、きめ細やかな取り組みが大切です。そういった意味合いにおいて、従来製品とコストの変わらない遮熱コートスラットは、積極的に提案していくべき商品であるといえます。オフィスビル全体のコーディネートは、このような一つ一つの取り組みの上に成り立っている集合体であるともいえるので、ソフトとハードの両面から小さなメリットを見逃さず、絶えず貢献できる材料を入手し、オーナー様・テナント様に提供していきたいと思います。
>取材メモ
遮熱コートスラットは今後、さらなる素材、塗料、そして羽の形を研究し、進化を目指していくそうです。常に利用者にとって最高の商品を提供するため、従来のブラインドも次世代へと突入していることが実感できます。PMとしても、絶えず進化する技術に着目し、スタンダードと次世代を見据えた最新技術の両輪をバランスよく俯瞰していきたいと思います。
※本記事は2009年12月8日取材時点の情報を元に作成しております。
取材協力・情報提供:立川ブラインド工業株式会社
立川装備株式会社