三菱電機ビルテクノサービス株式会社編(5)

これからのトータルビルシステムとして、三菱設備オープン統合システム「ファシーマBAシステム」のご提案をいただきました。

ファシーマBAシステムは、多様化するビルのさまざまなニーズにこたえる、独自のビル設備〈オープン〉統合システムで、あらゆる設備をメーカーを問わずに一括管理できるため、現在のシステムで管理している設備もそのまま有効活用できるのだそうです。

ビルシステムをトータルソリューションとして構築していくことが主流になると予想される将来を見据えたファシーマBA システムは、「データ」と「現場」の2 つの視点をもとに、ビル設備の運用をプランニングする新発想のサービスシステムとして確立しており、あらゆる設備の蓄積されたデータを豊富な経験とノウハウをもつプランニングチームが分析・検討を通じて、ビル設備の「いま」をしっかり捉えることで、設備運用の改善プランを提案できるとのこと。構築後の運用までを含めた、まさに三菱ビルテクノ様の最も得意とする特徴が活かされたシステムといえます。

このシステムをPM の視点から見てみますと、あらゆる設備データを吸い上げ、記録していけることは、オフィスビル全体の運営という点でも非常に有効なデータの蓄積であり、特に昨今の省エネというキーワードへの対応には重要な要素です。運営マネジメントを基軸とするPM の経験則やノウハウが、データ情報と融合した提案に結実することは、当社を通じて、テナント様やオーナー様にご提供できるサービスが、より質の高いものとなると確信しました。

>取材メモ
オフィスビルの価値を高め、トータル的な運営をするプロパティ・マネジメントを業務とする当社にとって、ビル設備の管理・運営の効率化を図るファシリティ・マネジメントをクロスオーバーさせ、より効果的な提案を行っていくことが、今後重きをなしていくことは明確です。今後も三菱ビルテクノ様との更なる協力体制を強化し、「マネジメント」をキーワードとした情報交換を積極的に行っていくことが重要だと思いました。

※本記事は2009年10月15日取材時点の情報を元に作成しております。