セキュリティ対策は、企業はもとより、一般家庭まで、社会全体にその必要性が広がっています。建物の安心安全な環境を提供することは私たちPM にとって欠くべからざる任務であり、セキュリティ対策は業務のベースとなる取り組みです。
今回、お話を伺ったのは、様々なセキュリティサービスを提供する、綜合警備保障株式会社中央支社様( 以下、ALSOK様と表記します) です。
一般的に警備会社と聞くと、防犯というイメージがあると思いますが、ALSOK様が取り扱うサービスや商品は、防犯を中心とした製品・サービス以外に非常に多岐にわたります。それらの根底には、リスクマネジメントという考え方があり、人が快適で安心安全であるために提供できること全てが取り扱う製品・サービスと位置づけられていました。
このリスク全体をマネジメントするという考え方は、オフィスビル運営を全体をマネジメントする当社PM と非常に近い位置づけにあります。当社では1 人のPM が1 棟のオフィスビル運営をハードからソフトまで全て行うのに対し、ALSOK様は安心安全というキーワードを全体的かつ多角的にとらえて製品・サービスを提供しているのだと感じました。
この全体をマネジメントするという考え方は、両社の大きな共通点であるともいえ、その視点から見たこれからのオフィスビル運営についてのご提案を行っていくことは、オーナー様やテナント様にとって大きなメリットがあると思います。
>取材メモ
防犯セキュリティでも業界最高水準にあるALSOK様は、現在全国に約1 万5 千人の警備員を配置しており、警備業法で定められた都内での現場到着25 分以内という基準に対して、到着まで15 分以内実現を社内目標として取り組んでいるそうです。設備のトラブルなど、緊急時の対応が求められるPM にとっても、迅速かつ正確な対応は必要不可欠であるため、今後さらなる取り組みが必要であると改めて思いました。
※本記事は2009年10月15日取材時点の情報を元に作成しております。
取材協力・情報提供:綜合警備保障株式会社 中央支社